うつ情態について

再度、うつ情態について考えてみた。コロナ禍、パンデミック、ワクチン接種問題など、いつこの状況から脱せるのか。家庭内不和や不安定な職場状況。子どもからお年寄りまで不安が蔓延する社会状況である。心の中を話せる情態でない人々が増えていると思う。
うつ情態、うつ病とはどのようなものなのだろうか。一般的にはうつとは憂うつで、生活全般にやる気がでない心の情態や、夜眠れなくなり、だるくて動きがとれない身体の状態である。でも、様々なパターンがあり、一概に判断できない。

心療内科や精神科を受診し「うつ病」と診断されると、薬が処方される。薬だけに頼りすぎると、中々改善されず、長年飲み続けて副作用に苦しむ人々が存在する。また、カウンセリングは保険対象外で高額なので、継続的に利用する人が少ない。

2020年度の自死者の数は、約3万人。コロナ禍において女性の自死者が増え、小学生・中学生・高校生の自死は479人で、前年度より140人増えている。
また、若者の死因の50%が自死で、その動機で最も多いのが、うつ病や双極症(そううつ病)によるものである。本当につらい実態だ。

うつ情態は、さまざまな世代に、突然現れる。でも、それは外側から見た場合であって、本人はかなりの期間、我慢し続けている。子どものうつ、思春期うつ、過労うつ、管理職うつ、更年期うつ、等々。
当事者が「こうしなければ、ならない」という考え方にとらわれていたり、または、家族や社会から「こうでなければ認めない」と、プレッシャーをかけられ続けると、ストレスによって、心がだんだんと疲れて崩れていく。

最近の心理学研究で、長年(4年~10年)うつ病をわづらっていると、双極症(そううつ病)に移行するすることが判ってきた。これは、希死念慮=自殺願望を抱く大きな要因となる。

2020年、有名な芸能人の死亡が続き、社会に衝撃をあたえた。芸能界の仕事は、かなり不安定であると推測できる。
コロナ禍の影響で、自分の環境をじっくり見つめると、深い悩みに気づくのかもしれない。そして、本人の「気づき」に周りの人々が気づかないのが、最も不幸な状況であると思う。

まだまだ、コロナの受難の日々は続く。うつ情態にある人は、必ずサインを出している。お酒の量が増えた。夜中に大きな声で寝言をいう。昼間にボーっとしていることが多くなった。逆に、そわそわして落ち着かなくなった、などである。

家族、友人、仕事場の仲間は変だなと思ったら、その人の顔色や態度をよく観察してほしい。そして「大丈夫?心配しているよ」と、声をかけてほしい。
「つらかったら、休んでいいよ」と、心の余裕を与えてあげてほしい。
それが、希死念慮から脱する唯一の方法だと思うから。

うつ情態から脱する人が少しでも増えるように、心から願う。